まじろ帖

日々のこと。

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

なんだか江の島

エズという村へ行く。 モナコ方面へうねうねと続く山道を超えていく路線バスに揺られること20分。 中世の時代に岩山の頂上に造られた小さな小さな村だった。 村の中の狭くて急な階段をのぼっていくと頂上には植物園があり、なんだか江の島を思い出した。 途…

複雑な

ブルドッグに遭遇。 飼い主さんの買い物を待っているところなのかお店の人の犬なのかわからないけれど、顔に似合わずおとなしくてとても可愛かった。この子の方が確実に私よりもフランス語を理解しているのかと思うと複雑な気持ちだ。レストランで隣の席のお…

シャガールは可愛い

旧市街の教会にシャガールのモザイクがあると聞き見てみたくなって、ニースから400番のバスに乗り、ヴァンスという町まで行ってきた。 静かな教会の端の方の壁で窓からの光を受けながら、柔らかいそれはあった。 自分の名前の部分を一つ一つ貼りつけていたと…

旅の熊が一年ぶりに出動。何年も一緒に移動を重ねるうちに腕が折れたり足が欠けたりしたけれど、 そのたびに手術(修理)をして、今回もかばんに入れて来た。大きな怪我などなく元気に過ごせますように。

犬の顔

空港で見かける狂犬病注意のポスター。 少なくともここ7年くらいずっとこの写真が使われているんだけど、この犬の顔は本当に加工じゃないのかいつも不思議。

バナナベーコンサンドイッチ

朝ごはん。最近、このサンドイッチにはまっていて、朝からでもぱくぱく食べられる。スタバのバナナベーコンサンドイッチ。 あまじょっぱいものって美味しい。 こってりピーナッツバターも最高だ。

食べられる

ペットボトルバジル、ついにバジルらしい葉っぱが出てきた。2ヶ月で食べられるようになるらしいけど、あと1ヶ月でそんなにぐんぐん育つのか不思議。旅行のあいだは実家に預けることにして、昨日置いてきた。

明日、もし寝室の

リーピチープが一片の躊躇いもなくアスランの国へ行ってしまうので、もうわかっていることなのにいつもそこで涙が出る。小さなボートから一度だけ振り向いてそしてとても満たされた笑みを浮かべてリーピチープはするりとそちら側へ行く。 子どもの頃、ナルニ…

光景

旅行先でよく洗濯をする。荷物は少ないほうがいいし、洗ったシャツを吊るしておけば部屋の乾燥対策にもなるしちょうどいいかな、と思う。多少ごわっとはするけれど、そんなに気にならないので、部屋におかれた固形石鹸でじゅうぶんだ。でもちょっと変な光景。

誰もいない

最近、とても眠い。特に昼間の電車。仕事に行く午後の電車は座るとすぐに眠くなる。本を開いても数ページでうとうととしてしまう。ギターの先生が「僕は電車ではとてもじゃないけど寝られません。うるさくて…」と言っていたので、楽器を弾く人の耳は繊細なん…

愛情の形

ラー油鍋が好きで時々食べに行く吉崎食堂。5周年ということで昨日と今日は乾杯のビールは5円、メンチカツやテビチもサイコロでゾロ目を出せば5円。奇数なら50円。偶数でも500円というすごい企画をやっていた。三線の音ほど、体の芯がほどける音はまだ聴い…

じろがいるよ

お昼ごはんを食べて、どうやら眠かったじいちゃん。日課のオオママへの電話もあまり乗り気ではないらしく、 「お父さん!聞こえてる?元気?」 というおばあちゃんの声にもただ無言で頷いている。 「じいちゃん、これ電話だからしゃべらないとオオママに聞こ…

好きなだけ

奥沢からちょっと歩いて帰ろう、と商店街を歩き、途中の古本屋さんに寄る。初めての古本屋さんは、どんな本があるかまったくわからないので面白い。小学生の時、水泳の授業でプールに潜り、投げ込まれて沈んでいる宝物をとって戻って来る、あの時みたいな気…

腕組み

この窓が見える席に車椅子を寄せるとじいちゃんは少しおしゃべりになる。じいちゃんには、この窓が映画館のスクリーンに見えるらしい。「映画、まだ始まらないな」 と、腕組みをして待っている。

シャーロンのポテトパイ

佐久に行ってきたユークがお土産に小布施堂の栗羊羹を買ってきてくれた。このパッケージ、最高に可愛い。週末、私の実家に行くのでその時に向こうでみんなで食べようとユークが言った。 「じろちゃん、先に食べちゃだめだよ」 と釘を刺される。多分この前、…

すべてが彼の王国

抱っこしてもらってベランダから外を見る実家の犬。物干し竿から下に広がるすべてが彼の王国だ。

黙って置いていってしまう人

午後、少しだけ晴れた。仕事に行く途中、見上げた空が透き通ったように青かった。空を見ると、それが晴れていても曇っていても、宮沢賢治の「告別」を思い出す。中学生の頃に暗唱する宿題でもあったのかもしれない。どうしてだかわからないけれど、今でもけ…

素敵な生活

渡辺有子さんの「365日。」が好きだ。もったいなくて、一気には読めないので寝る前にベッドで少しずつ読み進めることにしている。 好きなものをひとつひとつ選んで身の回りに置き、丁寧に毎日を生きる、というのは素敵なことだけれど、実際にはかなり大変だ…

一人でも、夜中でも、

半年くらい前に買って、時間が出来たら読もうと思いながらずっと手をつけていなかった本を、ついに読む。ゾンビ映画が好きで、よく見る。 一人でも、夜中でも、DVDでも、古い小さな映画館でも。最近は本当にたくさんゾンビ物があるけれど、ロメロの作品はや…

うとうと

手をつないで寝たい猫。 うとうとし始める。

変な手の形で寝る猫。盆踊りみたい。

家のカエル

旅行用のノートを作って、調べたことなどをちょこちょこメモしていたのだけれど、読み返してみたら、見事にレストランのことしか書いていない。ユークもユークで、教会とか市場とか路地くらいにしか興味がないので、観光名所的な情報がゼロ。ホテルさえまだ…

ハチミツ

ツツジの色の分かれ目のところはいつ見てもかっこいい。小学生くらいの頃、ツツジを摘んで後ろから蜜を吸いながら歩いていた。蜜が大好きなような気がしていた。くまのプーさんを読んでいたからかもしれないけれど、ハチミツに過剰な期待を持っていた。とろ…

超かっこいい男の人だ

冬に、じいちゃんの機嫌が良かったとき「オオママと話したら?」と言ってママが携帯を渡した。「ふんふん。ふん。」 とそれらしく相づちを打ってはいるけれど、本当は全然聞こえていなかったらしく電話を切ったあと、 「さっぱりわからんな」と笑っていた。…

使命感

実家の犬は、朝になると必ず起こしにやって来る。いそいそと横に来ては人の顔の上で大袈裟にくしゃみを二、三度し、それから顔をなめる。吠えたりはしなくて、 ぱさぱさと尻尾をふる。 顔をなめられないようにわざと背中を向けて寝ていてもものすごい形相で…

決着がつかない

メダカが一匹。こんなにぎりぎりまで水が入っていて、雨が降ったら勢いで流れ出てしまわないか心配になる。雨が降ったら、深く潜るのかな。 「君が覚えていないなんて信じられないけれど」 とK教授はため息をつく。私がオーストラリア文学のレポートをノート…

謎のまま

バジルを植えているポットから、違う芽が登場。たぶん柚子だと思う。でももしかしたらデコポンかもしれないし、レモンの可能性もある。どの種をどこに埋めたかメモしていなかったので、ぜんぜんわからなくなってしまった。育つまで謎のままか。

グレーのベストやピンクのタイツ

何を聴いているんだろう、といつも思う。ずいぶん昔にユークが買った女の子の絵。 真剣な顔をして、何を聴いているんだろう。グレーのベストやピンクのタイツがよく似合う。私はこの一年、生まれて初めて髪をのばしていて、今ちょうど鎖骨のあたりまであるの…

しばらく

シャンプーに行ってきたのでふわふわだ。ついでにこれでまたしばらく美容院に行かなくていいこともわかっているので、ご機嫌。それにしても雨がやまない。 雨には消炎作用があるという言葉を信じているので、雨が降るのは嬉しいけれど、こうも続くとだんだん…

夕暮れ落下傘

週末、散歩をした。千石から白山と本郷を通り、東京ドームを眺めながら神保町まで。私にしては、かなり長い距離だ。途中、頭が良くなりそうなスタバに寄ってコーヒークリームラテを飲んだ。もしまた大学に通えるとしたらどこで何を勉強する?とユークが言う…