まじろ帖

日々のこと。

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

タイピスト

今週の一本はタイピスト。出てくる何もかもが可愛くて、夢中で見てしまった。厚揚げとしめじの煮物をつくる。 最後に、叩いた梅干しを落としてざっと混ぜる。台所がこっくりとした匂いでいっぱい。

女でも男でも

なんだかクリスマスみたいな夜だ。ユークとショッピングモールの映画館でキャロルを観た。とてもいい映画だった。じんわりと体全部に満足が染み渡るみたいな映画。ケイト・ブランシェットがマティーニのオリーブを食べるところが美しすぎて息が止まりそうだ…

桜味の食べ物が好きなので、毎年これくらいの時期はそわそわし始める。あれも食べなきゃこれも食べなきゃ、となると気持ちばかりが焦ってしまうので、ふらっと入ったお菓子屋さんとか散歩気分のデパ地下なんかで美味しい桜味が見つかると嬉しい。

知り合いのような

食べ物で遊んではいけません、と子供の頃にちゃんと教わってはいたけれど、でも顔が作れるってやっぱりどうしても楽しい。昨夜は、月がなんだかまるで知り合いのような顔をして浮かんでいるので歩きながら少し怖くなった。懐かしいみたいな気持ちにさせられ…

見た目

ユークがお土産に買ってきてくれたシュークリームが、見た目からもう可愛くてなんとも食べにくい。

キス

休日の午後、偶然見てしまったキス。あら、可愛い。

燦々と

夜は、その季節の匂いが一段と引き立つ。 冬が終わりかける夜、沈丁花の香りにひき寄せられる。金網の向こう側で白く光る沈丁花は、小さくても立派な春だ。 欲望、猜疑、諦め、嫉妬……私も患っているのだろうか、〈主婦〉という病を。というのが、この本のコ…

シャーロック

楽しみにしていたシャーロックを観る。コナン・ドイルの時代だけど雰囲気は現代版彼らのままで、なのに背景も衣装もゴージャスでとても素敵だった。ちゃんと現代に話がつながっているのも良かったし。でもカンバーバッチのシャーロックはやっぱり髪がくるく…

春を待つ

よそのお家の鉢植えで春を知ろうとしている。 春を待つのは、楽しみだけど本当は少し寂しい。花が咲くのは楽しみなことのひとつ。

全部正しい

池袋のシネマサンシャインで「ゾンビスクール」が先行上映されていると知り、うひゃー!と向かう。池袋なら昼ごはんは楊しかない。 楊の開店は11:30。 映画は12:20スタート。…間に合う!間に合う!ということで久しぶりの楊の汁なし担々麺がどんっと目の前に…

待つ

ハンバーグ屋さんにて包みチーズインハンバーグ300gとご飯が運ばれてくるのを待つ。

5th Avenue

大好きな5th Avenueのチョコレートが今年もバレンタインのプレゼントだった。プレゼントとは言ってもきっかり半分は私が食べるので、特別感がいまいち出ないけれど。それでもオリジナルとシャンパンの両方を買って今年は大満足だ。ちなみにブリオッシュにオ…

彫り

突然わーっと何かをしたくてたまらない気持ちになることがあって、今回のそれは「彫ること」だった。先月くらいから暇な時間がある度に「彫りたい!なんかよくわからないけど彫りたい!」と急かされるような気持ちにずっとなっていた。そんなの、やったこと…

新参者

引っ越してきた日もこんなふうに風の強い夜だった。あの日は、家全体ががたがたと揺れて廊下のあちこちからびしびし音が聞こえてきた。誰かが歩き回るような音もしたし「新参者、新参者」と家全体から囁かれているようでなかなか落ち着いて眠れなかった。今…

カウンターに並ぶ惣菜やケーキ

表参道に用事があったので、少し早めに待ち合わせをして、行きたかったフランツ&エヴァンスへ。お店に入った瞬間に、ふわっと外国の匂いがしてとても懐かしい気持ちになった。どの国にも、空港に着いたときに感じる独特の香りというのが必ずあって、深呼吸し…

路地の奥に

歩いていて、ふと路地の奥に目をやる。昼間とはぜんぜん違う景色。出来ないことなんて何もない、と思ったりする。私はいつどんな風に死ぬのかな、と考える。これから先、思い出せないことがどんどん増えて、とても好きだったものの色も形も匂いもわかるのに…

花束

今月のパディの花。チョコレート色の花束を君だけに。

妖怪

抱っこされて真剣にテレビを見ているダイアナ。妖怪みたいだ。

見当違いだ

一人でいても平気。お風呂場の窓はコツがいるからなかなか上手に開けられない。 細かいお金をかっこよく払えない。 リビングのソファでそのまま寝てしまう。でも別にだからといって、一人でも平気。川の水はとろとろと静かに流れていく。ちっとも綺麗な水で…

負け

帰り道でこれを見るとなんとなく「私、負けてるなぁ」といつも思う。生きざまっていうか、 しなやかさとか、したたかさとか。負けてるなぁとは思うけれど、でもとても好きだから見ずにはいられないんだ。

はねるの

カレーうどんがどうしても食べたくて、トレーナーに着替えて近所のうどん屋さんに出かける。準備万端。はねるのなんてちっとも怖くないんだ。 夜中、一人で何本もの映画を観る。 自分がどこで何をしているかわからなくなるくらい、ひたすら映画を観ている。…

トースト

美味しいパン屋さんで食パンを買うと幸せな気持ちになる。蜂蜜とバターとシナモンたっぷりのトーストが待っている。

得意そうに

ダイアナと一緒に散歩をする。とっととっと、とよく走る。 得意そうにキスをする。

セージ

セージの花を摘む。水に浮かべて置いておく。 水に浮かべられるものが好き。

言葉は、

PARISというフランス映画が好きで、繰り返しDVDを見る。映画館にもたぶん二度観に行ったと思うけれど、あの頃はまさか自分がフランス語を勉強することになるなんて思ってもいなかった。言葉は、一瞬の光の連続だ。 美しくてまるでとらえどころがない。人と話…

メレンゲ

卵白が余ったから、とメレンゲをもらった。おいしかった。 今までの人生で食べたどのメレンゲよりもおいしかったので驚いた。「でもさ。これ、形は完全にウン…」 「じろさん!言わないの!」 と同僚に止められる。

焦げてる

あとちょっとで電車が行ってしまい、寒いホームで呆然とする。ふだんあまり自販機を利用しないのだけれど、あまりに風が冷たいしお腹もすいてしまって温かい紅茶を買った。焦げてる!美味しい!