まじろ帖

日々のこと。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

たまねぎが入っていない

「ジャックと豆の木」が毎日ぐんぐん伸びている。豆ってこんなに早く育つものなんだ。 朝起きて、ベランダの窓の下に並んだ植物たちをひとつずつチェックするのがおもしろい。ぼーっとした頭が少しずつくっきりしていく。 ユークがポテトサラダを作ってくれ…

レーズン

夕方帰ってきて昼寝していたらユークが夕ご飯にパスタを作ってくれていた。ドライトマトと生のトマトと缶詰めトマトを使ったこれでもかというトマト尽くしパスタ。今日はズッキーニ入り。 ドライトマトがとても甘くてレーズンのような味がする。

花丸

文房具屋さんのノートコーナーの端に天声人語ノートというのが売られていた。書き写すという作業は、やってみたらとても好きなことだった。興味のあった天声人語をスクラップしては、ここにまとめる。題名は自分で自由につけるんだけど、私のつける題名にユ…

ばかり

マチママが時々お土産に持たせてくれる千鳥屋の千鳥饅頭がとても気に入っている。蜂蜜が入っている生地はさっくりしていて、大好きだった甘食を思い出す。子どものころ、甘食のはじっこの少しさくっとしているところばかりかじってそういえば怒られたりして…

ジャックと

ゆずかレモンかでこぽん。大きくなってきた。 葉っぱの形からそろそろこれが何なのか判別出来るかな。種を放り込んでおいただけなのにまさかこんなにきっちり育つなんて、すごい。 先週、台所でぽろんとボウルからこぼれ落ちたので、試しにそのまま植えてみ…

いないねー

「あれー?いないねー。どこだ??」 と言いながら部屋を行ったり来たりしていたらユークが、小さな声でこそっと 「じろちゃん、テーブルクロスめくってごらん」 と言うので、そーっと持ち上げてみた、ら、 …いた!昔は私が遊びに行くと、すーっと和室や二階…

透明

山椒の実を買ったので、アク抜きをする。まずは佃煮にしよう。それにしても水に浸かっている緑色のものというのはどうしてこんなに綺麗なんだろう。最近は、昼間少しと夕方から少し、一週間のうち4日程働いている。午前中、好きなように好きなだけ家事を出…

ママの庭

ユークの実家の庭から小さな花束をもらってきた。マチママの庭は一見ごちゃっとしているようだけれど、たっぷりの植物に溢れ、季節ごとに表情を変えるとても綺麗な庭だ。リスもくる。パパが木に鳥の巣箱を設置したけれど、残念ながら活用はされていないらし…

最後の最後にして

トゥールーズの街から帰る日がやってきた。 天気が良く、でも風の冷たいとてもいい街だった。この旅で二枚買ったステッカーをスーツケースに貼る。 空港までのバスに乗ろうと駅へ行く。チケットブースには男の人が一人いて 「今日はストでバスは動かないよ」…

歯茎チェック(ごっこ)

実家に遊びに行ったので、犬と遊ぶ。 おとなしく歯茎チェック(ごっこ)を受ける犬。 (私が飽きたので)終わってほっとしている犬。

何が気になる

お昼ご飯を終えた食卓の上に「待ってました」とばかりにひょいっと飛び乗ってきた猫。 南仏のお土産にマチママに渡したテーブルセンターが気に入ったらしく、ふんふん匂いをかいだあとしゅるりと腰をおろした。じっと見つめている。何が気になるんだろう。

見逃さずに

歩いていたら教会にたどり着いた。人が全然いなくて静かで綺麗だ。 ユークと二人でぼーっと天井を見上げていたら一人のおじいさんに声をかけられた。 「興味があるかい?」 と多分聞かれている。聞かれているんだろうな、とはわかるんだけど上手に答えられな…

グリフォン

散歩の途中、グリフォンの噴水を見つけた。姿勢が良くてかっこいい。 グリフォンは上半身が鷲、下半身がライオン。そのグリフォンと馬の間に生まれたのがヒポグリフで、上半身が鷲、下半身が馬ということらしい。ヒポグリフの方が走るのが速そう。 トゥール…

エッフェルさん

私は東京タワーが好きだし、だからエッフェル塔ももちろん好きだ。雨の日や夜、真夏の午後や雪のちらつく日、好きな人と並んで一緒にもエッフェル塔を眺めた。上までのぼったことはずっと昔に一度しかないけれど、上階へのエスカレーターが斜めに動くのが楽…

頭ではわかっている

市場の端っこにはこんな扉がある。 重い扉だし、非常用通路の図みたいなのも貼ってあってなんだかよくわからないけれど、でも確かにこう書いてあるのだ。RESTAURANTSおぉ。それだけわかれば十分だ。de midiということはたぶん、正午から。 そして、市場で売…

誰と楽しく

トゥールーズの街の中には大きな屋内市場がある。中でも一番多いのはお肉屋さん。次に多いのが魚屋さん。それからチーズ屋さん。それ以外には普通のお惣菜のお店とかアジアン総菜のお店とか、朝から何人もの男の人たちががやがやしている立ち飲み屋さんとか…

書こう

旅行が終わると、必ずアルバムを作ることにしている。まだ一番最初のパリでの乗り継ぎ辺りなので、完成までここからどれだけ時間がかかるんだろう。ちなみに去年は同じような長さのフランスのアルバムを作るのに4ヶ月かかった。フランスの何もかもが今はま…

同じ分量のポテト

お腹がぺこぺこだと、こんなピザを一枚ぺろりといけてしまう。ユークは途中で無理だとあきらめかけたけれど、私の食べっぷりに「負けられない」と思ったらしい。夜までずっと「お腹いっぱい…」と言い続けていた。 でも今日のメインは、L'ENTRECOTEというレス…

あまりにも軽やかだ

広場に、鳩にとても好かれている人がいる。いい天気で、公園にはたくさんの人が集まっていた。サングラス越しにも、世界はあまりにも軽やかだ。眩しい。もうすぐこの旅も終わります。

オーナー

この売店の人の犬かな?メニューを書くところを後ろからじっと見ていて可愛かったのでぱちり。振り向かれてしまった。実はこの犬がこの売店のオーナーで、今日のメニューについての指示出し中なのかも。

外は

ホテルの下にあるアイリッシュパブに行く。壁の上の方に設置されたテレビで流れるサッカーの試合を、おじさんたちがのんびりビールを飲みながら眺めている。外は21時過ぎとは思えない明るさだ。私はサッカーに全然興味がなくて「ねぇ、あのキーパーってもし…

ふいに視界が

コルドシュルシエルの下のバス停から反対側へ歩いていくと、細いハイキングの道がある。 看板の先に続く山道。「行ってみようよ」 とユークが言う。 「村の全景を見てみたい」 と目を輝かせている。どちらかと言うと私はあまり歩くのが得意ではないのだ。 「…

猫に話しかけたり

尋常じゃない親近感を感じて慌てて写真を撮ってもらう。この顔、夜中になったら絶対大笑いしたり猫に話しかけたりしていると思う。坂田靖子の漫画に出てきそう。

その村に暮らす人々

コルドシュルシエル。 アルビからのスクール(路線)バスを降りて左に少し歩いて行くと、この村の入口につく。二つの建物の間には石畳の急な坂道。天空の村がここから始まる。時計塔の下をくぐり、坂道を登る。 両隣にはおもちゃ屋さんや洋服店、お土産屋さん…

スクールバスに近い

朝、バス停にはたくさんの学生がいた。 この街にこんなに若い人たちがいっぱいいたのかと驚く。 みんな多分色々なところからバスに乗って来てここで友達と待ち合わせして学校へ行くのだろう。 私たちの今日の行き先は、コルドシュルシエル。天空の村とよばれ…

嘆きと感謝と

行った先の街に教会があると、ふらっと立ち寄る。 教会はみんな静かで冷たくて黴臭い。空気は信じられないほど古く、なのに清々しい。 どの街のどんな教会にも人々の長い長い祈りの声が満ちていて、私たちの耳にはもう聞きとることのできない音となって高い…

跳ねてみる

夜の少し手前がやってきた。小さなレストランで食事を終えて外に出ると、レンガ造りの建物がみんな夕焼け色に染まっていくところだった。最ももうとっくに20時を過ぎているのだから夕焼けというのはおかしな表現だけど。サントセシル大聖堂のそばの坂道を下…

ぺたぺた

スーパーでニベアの隣にあったこのクリームが安かったので買ってみた。匂いはニベアと似た感じ。特に香りが強く残ることもなくよくのびてなじむ。シャワーの後、全身にぺたぺたとたっぷり使える。これはいいかも。

150周年

スーツケースをトゥールーズの駅のロッカーに預け、マタビオ駅から電車で一時間ほどのアルビという街へ。トゥールーズの駅のロッカーは、担当のおじさんがまったく英語を話さない人だったので、24時間以上荷物を預ける場合の追加料金について確認するのに…

元通り

熊とピーチのアイスクリーム。冷たくて甘いものを食べると色々なことのやり直しがきくような気がしてくる。力が湧いてくるみたいな感じ。コーンまで食べ終えてしまうと、残念ながら元通りなんだけど。