まじろ帖

日々のこと。

愛情の形

ラー油鍋が好きで時々食べに行く吉崎食堂。

5周年ということで昨日と今日は乾杯のビールは5円、メンチカツやテビチもサイコロでゾロ目を出せば5円。奇数なら50円。偶数でも500円というすごい企画をやっていた。

三線の音ほど、体の芯がほどける音はまだ聴いたことがないと思う。

沖縄は好きだけれど、プライベートで行ったのは一度だけで、あとは仕事の都合で那覇宮古島に年に何度か少し泊まるだけだった。なので、沖縄に対して特に思い入れもなく、海が好きなわけでもなく、沖縄料理の中でも苦手なものが多くて(中でも島らっきょうが食べられないのは致命的だと思う)ただジーマミ豆腐と海ぶどう泡盛が好きで、地元のタクシーの運転手さんが連れて行ってくれるお店でちょこちょこと飲むのがすきだった。帰ってきたホテルの窓から見える灯りも綺麗だと思った。

ホテルハイビスカスという映画を初めて見た時、何を言っているのかわからなさすぎて驚いた。何を言っているのかわからないのに、こんなに心地好い響き方をするなんて、なんて優しい言葉なんだろうと思った。




三線の音は、体をゆらゆらと揺らす。
まっすぐ体に届く。

若い人もおじいちゃんもおばあちゃんもみんなとても愛しそうに唄う。長く伝わってきた愛情の形なんだろうと思う。

とても、好きだ。