まじろ帖

日々のこと。

雨も、

悪そうな猫が我が物顔でバイクに乗っている。

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かっこいい。

天気の悪い朝、まだ薄暗い店内でオープンの準備をするのが好きだ。
「暗くない?明るくしたら?」
と誰かが声をかけてパチパチッと店内の電気をつけてしまうまで、私は輪郭のぼんやりした部屋のなかを静かに一人で味わっている。

繭の中というのはこんな風だろうか。
ほんのりと明るい。

雨も、ここまでは入ってこない。