まじろ帖

日々のこと。

2015-01-01から1年間の記事一覧

本当に正しく

オーナーがフランスからお土産に持ってきてくれたパンがとても美味しいので、チーズとワインを買ってきて、ユークにペンネをつくってもらう。オーナーは、パリに家族を残して今こちらに来ているので、今回のことでとても心配していると思う。屈しない心を、…

発見隊

夜中にユークと歩いていたら、とんっと足を止め、ユークがちょっと得意気な顔をしてそれから、 「昨日、見つけたんだ。ほら。まだあったよいいもの」 と言った。ユークの指差す先にはハート。 木を見上げてもどの葉っぱの影なのかどうしてもわからなかった。…

ささやか

オーナーがフランスから来日していて、お土産にパンとワインとフォアグラを用意してくれた。閉店後、スタッフでささやかなパーティー。

ぐにゃぐにゃ

壁に絵をかける。 引っ越してきてからずっと取り出せていなかったので、久しぶりに会った友達みたいな気持ち。休みの日は、この子みたいにずっとぐにゃぐにゃしていたい。

銀の蓋

週末、Rとお昼ご飯を食べた。 ワッフルチキンを食べに行こう、と雨のなかモジャインザハウスまではりきってオープン時間を目指して歩いて行ったのに、パーティーで一日貸しきりの看板にがっかりする。Rも私もきちんと調べる、ということをしないので良くない…

どこ

何かに似ていると思ったら、サーカスの熊だ。 ベッドのふちにちょんと腰かけ、ごくごく水を飲んでいる。寝ては遊び窓の外の景色を眺め、ご飯を食べて水を飲み、また眠って目が覚めると 「ここはどこだっけ?」 という顔をする。

プエル

シマトネリコが欲しい欲しい、とユークが言うので近所のモールのテラスにある植木屋さん(もっとお洒落な呼び方があるかな?でも思い付かない。)に行ってきた。小ぶりなシマトネリコを2つ買ってご機嫌なユーク。大きくするんだ、と喜んでいる。ちょっと背が…

言葉

近所に沖縄料理屋を見つけたのでさっそく行ってみた。八重泉のロックとチェイサーにオリオンビール。幸せだ。奥で楽しそうに話していたおじさんたちの言葉がひとつも理解できなかったので、聞いてみたら宮古の言葉だった。響きがよくて耳に心地いい言葉。 習…

ダイアナ

ダイアナに会いに実家に寄る。赤ちゃんのいい匂いだ。あまりに小さいので見るたびに驚いてしまう。 元気に大きくなってね、ダイアナ。

家族

あ、よっこらしょ。名前はダイアナ。 8月生まれの女の子です。明日から家族になります。ママはとても楽しみにしているようで、おもちゃをたくさん買っていた。 天国からお兄ちゃんたちが見ていてくれるといいね。

そうきた

仕事場に遊びに来た知り合いの子供とテラスでお茶を飲んでいたら 「探してほしい石を言って!」 と言うので 「じゃあカエルに似た石」 と答えたらトントントンッとベンチの上に積み上げた。そうきたか! ふふ。鼻が付いてる。

作業台

果物コーナーが欲しかったので、キッチンの作業台のすみっこにお皿を置いた。気に入った。

抱きしめられる

近所のペットショップにキャバリアがいるよ、と言ったらママがぼそりと「会いたいなぁ」と言うので一緒に来た。赤ちゃんは、小さくて温かくて乱暴でいい匂いだ。「可愛いねぇ」 と言いながら、ママも私もどうしても涙ぐんでしまう。パディと似ているけれど、…

ふんにゃり

ユークにお蕎麦屋さんの話をしたら「行ってみたい」と言うので、一緒に行ってきた。天ぷらそばコロッケのせ。かりかりのコロッケがつゆを吸ってしっとりふんにゃりしていくのがまたいいんだなぁ。七味をざくざくと振って食べる。美味しかった。

ハリネズミ

可愛いハリネズミが家にやってきた!!谷中銀座でチャーシューを買って帰ろうと思ったけれど、ビニール袋一枚で肉をぶらさげて職場の飲み会に顔を出す勇気がなくてあきらめた。またのんびり行こう。

吸血鬼を

時々行くお気に入りのピザ屋さんは、トッピングを自分で自由に決められるので私はそのお店でピザを食べるときは全力で挑む。これは私のソーセージ、オニオン、ポテト。 ユークがオーダーしたガーリック、アンチョビ、オニオンは吸血鬼を瞬刹出来るレベルの仕…

跡形もなく

朝の月を見た。今朝はあまり寒くなく、ユークを見送りに玄関のドアを開けてもぴんとした風は吹き込んでこなかった。あとほんの数分もすれば跡形もなく消えてしまう丸い月が惜しくて、ユークがエレベーターに乗って行った後もしばらく立って見ていた。

いいところ

天気が良かったので、ぽかぽかと暖かい昼間の公園でオランジーナを飲んでいたら、見つけた。大人が描いたのかな。上手。新しい家までの道のり15分ちょっとの間に、気になるお店がいくつかある。お蕎麦屋さんからはとてもいい匂いがするし、その近くのインド…

震える

トイレのタイルに自分で柄をつけてみたいと思って絵の具を買ってきた。いきなり壁に描くのはいくらなんでも緊張するので、タイル屋さんにもらったサンプルでまずは練習。 手が震える!!4つ作ったのでユークが帰ってきたら、どれがいいか考えてもらう。さて…

新居の鍵を開けておかないといけなかったので、引っ越しの作業が始まってから私はすぐに家を出て、表通りでバスに乗った。ほんの10分かそこらで新しい部屋につく。引っ越し屋さんに渡すコーヒーを買い、ベランダの窓を開けて、ラジオをつけたらあとはもう特…

道の途中

埋もれて眠りたい緑だ。明日この部屋から出ていくので、毎日歩いた道ももうしばらくは通らない。でも新しいところへの道の途中にも多分面白いものはいくらでもあるだろうから楽しみだ。

ストームトルーパー

買った。ユークはなんとスターウォーズのシリーズを今まで人生で一度も見たことがないらしく、12月の「フォースの覚醒」の何にそんなに私がわくわくしているかちっともわからないらしい。ユークはそれよりも007をとても楽しみにしている。それもわかる。ダニ…

にんまり

職場の屋上はテラスになっていて、気持ちが良い。周りに背の高いビルもあるので眺めが抜群とまではいかないけれど、朝、ここでまだ誰もいない内にぐーっとのびをすると、自然と顔がにんまりし、これから始まる接客業務に向けてちょうどいい。

三兄弟

リビングに置いておいたサボテン三兄弟が、タイル屋さんによって、タイル貼りの終わったトイレに移動させられていて笑った。確かに三兄弟にちょうどいいスペースだ。 でもここだと陽が当たらないです!

タイル

「タイルは絶対に水色と紺と緑でなければならない」と主張し、白を少し混ぜてみてはどうか?というプロの意見にも首を振らず、三色だけでつくってもらった洗面所の壁。嬉しい。大事に使いたい。

鴨のために青く

春にフランスで買ってきた木製の鴨が、やっとのびのび飛べるようになって嬉しい。壁を青くしたので、空を飛んでいるみたいだ。鴨のために青くしたと言っても過言ではない。

透明な君

隣で眠るということは、なんて贅沢なことなんだろう。寝返りをうって伸ばした手の先に、当たり前のように温かい体が呼吸していたことを思い出す。そばにいない生活に慣れたつもりでいるのに「もうどこにもいない」という現実は突然やって来て心臓を鷲掴みに…

一度してみたい

近所の水槽を覗きに行く。 新しいライトが増えたのか、なんだか賑やかな雰囲気になっていた。いつか、ダイビングを死ぬまでに一度してみたい。

ふつふつ

ふわふわの丸が凛と立つ。 やがて壊れるその潔さが好きだ。仕事のあと、職場の30代の女子ばかり5人が集まって居酒屋でごくごくとお酒を飲んだ。鬱憤とか憶測とか、楽しいことも腹が立つこともみんな面白いほどに吐き出しては、お酒を飲み込み、次々とお箸を…

月に一度、花束を買う。 そこから実家に届けるまでの一時間かそこら、花を持って歩く時はなんだか姿勢が良くなる。冷たくて良い香り。