まじろ帖

日々のこと。

降るような美しい星

「星をたくさん見たね。綺麗だったね。色々なところに連れていってくれてありがとう。」

知り合いが飼っていた犬からのメッセージ。

キャサリンからそのメッセージを聞いたご夫婦はその場で号泣してしまったそうだ。彼らの大好きだった犬はドライブに行くのが好きで、いつも助手席で嬉しそうに凛と前を見ていた。

彼らは降るような美しい星を、確かに一緒に、山梨の山奥で見たのだ。

そんなことを、キャサリンは知るはずもないのに。

スピリチュアルなことというのは、本当に個人的なんだと思う。

信じても信じなくても、信じられなくても本当でも嘘でも、構わない。

本当にただただ嬉しいだけだ。

「自分がいなくて悲しいということだけに目を向けないで、楽しかったことを思い出して」
なんて、そんな当たり前のことを言わないで。わかってるよ。

パディがいつかまた私たちのところに帰ってくるって、キャサリンが言ってくれたから、嬉しかった。