朝顔を育てた夏だった。 いくつ咲いたのかを毎朝きちんと数えるのが楽しかった。 午後には萎んでしまうことを忘れていたわけではなかったけれどやっぱり寂しい気持ちがして、人が見ればみんな同じような朝顔の写真ばかりが私のスマホに残された夏だった。
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