まじろ帖

日々のこと。

水を飲むみたいな

コーヒーを飲まなかった頃、というのは多分大学生くらいの時で、じゃあ一体、途方もなく長い時間があったというのにあの頃、私は何を飲んでいたんだろうと不思議に思う。

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学校の近くに中国茶屋さんがあって、目の前のポットからいくらでもお湯を継ぎ足してよくて、山査子のお菓子とかパイナップルケーキとかをつまみながらずいぶん長いこと女の子たちと居座っていた。

でも、そういうことじゃなくて、もっと日常生活に近い、水を飲むみたいな感覚のこと。

「あぁ、どこかで座ってコーヒーを飲みたい」と思わずに生きていたなんてなんだか変な感じ。