まじろ帖

日々のこと。

ちびちびしていても

サッカーの試合が観たいというユークに付き合って、夕食の後に試合を放送しているカフェかバーを探して歩く。

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「生ビールを」
とカウンターで注文し、席につくと私にはもうほとんどすることがない。

サッカーはユークが好きだからなんとなくいつも付き合って見ているけれど、いつまで経ってもルールがわからないし、興味がないことって本当に覚えられないものなんだな、と毎回感心してしまう。

ちびちびしていても仕方ないので、大きなグラスにたっぷり注いでもらったアフリゲムをごくごくと飲む。

スキンヘッドの店員(ストロング金剛…とユークがつぶやいた)とタランティーノみたいなバーテンダーは、怖いのかと思ったらそんなこともなく、私はすっかり安心して隅の席におさまり、いつでもお代わりをして良いビールにすっかり気を良くしながら、やっと覚えたばかりのロナウドの完璧な笑顔にちょっと引いている。