ふわふわの丸が凛と立つ。
やがて壊れるその潔さが好きだ。
仕事のあと、職場の30代の女子ばかり5人が集まって居酒屋でごくごくとお酒を飲んだ。
鬱憤とか憶測とか、楽しいことも腹が立つこともみんな面白いほどに吐き出しては、お酒を飲み込み、次々とお箸を口に運んで、食べ物のお皿をどんどん空にしていく。
職場の人たちというのは、独特だ。
仲が良くても友達ではないし、なのに毎日顔をあわせる。
じっと見ていると、とても愛おしい人たちのようにさえ思えてきて、私はひたすらハイボールを飲みながらついふつふつと笑ってしまった。