まじろ帖

日々のこと。

灯りを一度

夕方、雨がざっと降っては止み、また降っては止んで、気づくとセピア色の景色が広がっていた。

空は面白い。

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部屋のなかもみんな褪せたように薄まって、私はソファに丸まってずっとそれを眺めている。

部屋の灯りを一度つけてしまったら、この色はすぐにも消えてなくなってしまうんだろう。