頭は、ぼーっとしてしまう
夜中、アイスカフェオレとレーズンウィッチ。
今、読んでいるのが小野不由美の「残穢」なので、このゆったりおやつにまったくそぐわないんだけれど、それでもいい。
- 作者: 小野不由美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/07
- メディア: 単行本
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起きていると、なにも出来ずにぼーっとしてしまう。
昼間、外で人に会い、本当はそんな気分ではなかったのだけれど元同僚と前々から約束していたランチだったので参加しないわけにもいかず、気が紛れるかもしれないと思って行ってきた。
私はすっかり目が腫れて、整形手術に失敗した人みたいになってしまっているけれど、誰もそこには触れず、懐かしい話や笑い話、久しぶりに聞く噂話などで数時間があっという間に過ぎた。だから「話さなくていい」と思った。パディのことを話したくなかった。死んでしまったと、人に伝えるのは辛い作業だ。
家に帰り、どっとつかれてしまって、ユークの作ってくれたパスタを食べ、そのまま寝室に引きこもり本も読まずテレビも見ずにひたすら眠った。
眠れば、パディントンに会えるかもしれない。
起きて、パディントンのいない世界にいるのは、ひどく疲れることだった。
頭は、ぼーっとしてしまう。