まじろ帖

日々のこと。

夜があまりにも長いので

昨日から実家に帰ってきている。

床に枕を置いて犬の隣で寝起きする。とは言え、犬はかなり呼吸が荒くうまく眠ることがもう出来ないので、私も付き合って起きている。背中を撫で、耳を掻いてやり、時々水を飲ませる。

こうしていると夜があまりにも長いので、この子がまだほんの子犬で、家に来たばかりの頃のことを思い出す。なにかと言えばすぐに噛みついてくるそれはそれは恐ろしい子犬だった。

私たちはとても幸せだった。本当に、とても。


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