まじろ帖

日々のこと。

たてがみの長い

いいライオンがひなたぼっこ。

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時々、朝目が覚めて「あれ、泣いていたのか」と思うことがある。
気づくと左側の目からだけ涙が流れていて、でもどんな夢だったのかは何もわからない。

そういう朝はぽっかりとした気持ちでお茶を飲む。

そんなとき、いつもこのライオンのことを思い出す。
瞳孔が開いたみたいに明るい表情の、たてがみの長い、小さなライオン。
寄りかかりたい。眠り直したい。