まじろ帖

日々のこと。

決まってホッツェンプロッツのことを

天気が良いので洗濯をして、ついでにリュックサックも洗う。ベランダに、まな板と一緒に干す。

ジャガイモの皮を剥く。

実家の引き出しに眠っていたピーラーとキッチン鋏のセットをなんとなくもらってきて1年近く経つのだけれど、このピーラーが恐ろしく使いやすくてジャガイモもニンジンもいくつでも皮をすーすー剥きたくなってしまう。

それからこんなふうにジャガイモの皮を剥いていると、決まってホッツェンプロッツのことを思い出す。

魔法使いのところに連れていかれた可哀想なカスパールは、バケツいっぱいのジャガイモの皮を剥かなければならず、子どものころの私は、剥いても剥いても一向に減らない大量のジャガイモが怖くて仕方なかった。

今ならぜひこのピーラーを貸してあげたい。

大どろぼうホッツェンプロッツ (新・世界の子どもの本―ドイツの新しい童話 (1))

大どろぼうホッツェンプロッツ (新・世界の子どもの本―ドイツの新しい童話 (1))

ホッツェンプロッツの本は昔、中野の小さな本屋さんで、買ってもらった。ずいぶん気に入って長く読んでいたけれど、今は実家の押し入れにあると思う。

今度帰ったら久しぶりにまた読もう。