まじろ帖

日々のこと。

その村に暮らす人々

コルドシュルシエル。
アルビからのスクール(路線)バスを降りて左に少し歩いて行くと、この村の入口につく。

二つの建物の間には石畳の急な坂道。天空の村がここから始まる。

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時計塔の下をくぐり、坂道を登る。
両隣にはおもちゃ屋さんや洋服店、お土産屋さんなどが並んでいるけれど朝の8時ではまだどこも開いていない。

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しばらく横を一緒に歩いてきた猫がふっといなくなり、気がつくと広場についていた。

お昼時にでもなれば、少しは人も増えるんだろうか。
誰もいない広場は不思議だ。じっと目をこらすとそこにはいない人たちの姿が浮かび上がってくる。

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観光案内所も覗きに行ってみたけれどオープンは10時からとのことでまだ閉まっていたので、村の中を散歩する。
ホテルもいくつかあるはずなのに、本当に人の気配がないところだ。

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こんな緑が広がるところに住んでいたら、毎日どんな気持ちなんだろう。

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天空の村と呼ばれるその村に暮らす人々は、この時間が止まったような場所をどんなふうに思っているんだろう。