まじろ帖

日々のこと。

信じる

「もっと知りたいイスラーム展」の最終日だったので、千石にある東洋文庫ミュージアムに行ってきた。

世界中の言語で翻訳されたコーラン

「寛容であり柔軟性のある宗教です」という説明文が印象的だった。真逆なイメージがあったので意外だった。
「だってそうでもなければ、こんな風に広まってはいかないよ」
と展示されたイスラム教の分布図を見ながらユークが言った。


信じるということに、私はいつも半信半疑だ。

だって怖いじゃないか、と思う。

子どもの頃からカトリックの学校にずっと通っていたので、神様はとても身近だった。朝と帰りには必ずお祈りをしたし、聖歌もたくさん歌った。クリスマスにはミサがあり、素晴らしいことにもつらいことにも必ず理由があった。シスター達は優しい人も厳しい人もいたけれど、みんな幸せそうに見えた。目をおおいたくなるような酷いことがおきたとしても、それは変わらないのだろう。


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私はいつか信じるということの強さを信じられるようになりたい。