2015-03-28 馴染みのない天井 日常 夜明け前の空にはまだたくさんの灯りがあふれていて、それでも今この瞬間、もしかしたら私以外の世界中の誰もが眠ってしまっているんじゃないかと思う。人の家のリビングに布団を敷いてもらって、馴染みのない天井を見上げるのは不思議だ。足元には犬。 頭の先には猫。鞄から桐島洋子の「渚と澪と舵ーわが愛の航海記」を取り出して少し読む。好きな本があれば、どこにいても私は平気。