まじろ帖

日々のこと。

バター付きパン

外観、内装ともに大好きなレストランの第1位にくるのは関内のスカンディヤだ。


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煉瓦の壁に青い文字がしっくりくる。
窓からのぞく灯りの柔らかな色。
店内に入れば二階のドア横には、小説か何かから抜け出てきたようなマダムがいて
「いらっしゃいませ」
と声をかけてくれるのだ。
これで素敵な気分にならないはずがない。


ところが、

私はどうしても北欧の魚料理が苦手なのだった。

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にしんの酢漬け、鮭の燻製、キャビアなどなど。どーんと並ぶ豪快な料理たち。

スモーガスボード。
聞いたことのない可愛い言葉!

スモーガスボードというのは、テーブルの上に冷たい料理も温かい料理も同時にのせて楽しむ北欧料理のことを指すそうだ。それぞれの国で、呼び方は変わるけれどどの国も内容は似ていて「バイキング料理」の発祥ということらしい。

ちょっとずつたくさん美味しいもの。
なんてわくわくするテーブルだろう。

なのに、その美味しいはずの食べ物たちがどうしても苦手という私の残念さ加減。

なんでも美味しく食べられるようになりたい!
と心底思った夜だった。


ちなみにスモーガスというのはバター付きパンという意味らしい。やっぱり可愛い。