パディントンのいない朝が来た。夜中、床に敷いたマットの上で皆うとうとしてしまった。あの時もし偶然私が目を覚まさなければ、パディはそのまますうっと一人で旅立ってしまうところだった。あんなに苦しそうだった呼吸が、少しずつ遅く、静かになっていっ…
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